実験06

おはようからおやすみまで、ingに座って生活してみる〜そして公園へ(前編) おはようからおやすみまで、ingに座って生活してみる〜そして公園へ(前編)

世の中の動かしてみたいアレやコレやにingを足したらどうなるのかやってみたコクヨの実験

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うーん、リラックス

朝起きてから、夜眠るまで、
人は ingに座ったまま生活できるのだろうか?

ingならちょっとぐらい長めに座っても楽勝じゃないだろうか?

そんなわけで、朝から夜まで、 ingに座りっぱなしですごしてみた。

一日中ingに座りっぱなしで仕事してみる一日中ingに座りっぱなしで仕事してみる

自分の一日を振り返って考えてみる。

フリーライターとしての仕事は、
取材や撮影、打ち合わせなどがない場合、主に自宅でイスに座って行っている。
はっきりいって、実験するまでもなく、一日中イスに座って仕事をしている。

しかしながら、みなさんもご存知だとおもうけれど、
一日中同じ体勢でいることは、ほんとうに辛い。

数時間イスに座って仕事をしたあとに立ち上がると、
体がカクカクしているのは如実に感じられる。

しかし、
体の自然な動きをさまたげない、360°グライディングが可能な ingならば、
そんな違和感もなく長時間座ることもできるのかもしれない。

実際に一日中 ingに座って生活してみたい。

とにかく、動くingとにかく、動くing

さっそくingに座ってみる。

おぉ……

ing最大の特徴である360°グライディングがなかなかぐあいがいい。

仕事にとりかかってみる。

なるほど

つねにゆらゆら揺れるので、気分が滅入らなくてよい。

いちいちゆれるのが面倒なばあいは、
ストッパーをかけて作業すれば問題ない。

仕事(執筆作業)をするにはまったく問題がない。
むしろ、座り心地のよさは申し分ないほど。

今まで、自宅では、パイプイスみたいなものに座布団を乗せて
それに座って仕事をしていたのだが、
もう、そっち側には戻れない……。
我が家のイスに革新が起きてしまった。

イスで散歩したいイスで散歩したい

さて、いくらフリーライターといえども、
一日中、執筆だけをしているというわけではない。

例えば昼食をとるということもあるだろう。

さっそくだが、食事をイスにすわったまましたい。

なにか食べ物は……ないな

野菜室にはビールしかない

いま簡単に食べられるものがない。

仕方がない、散歩がてら外出し、
外で何か買って食べることにしよう。

散歩に行くかー

座りながらというのはワクワクするね

マンションの通路が、若干斜めになっているので、
動きにくいが、外に出かけるのは全く問題ない。

ふつう、座る。という行為は、
家の中ですることが多く、
外気にさらされたまま外で座るというのは、
なんとも言えない興奮がある。

法律は守りたい法律は守りたい

エレベーターを待つその姿だけでも、イスに座っていると、偉そうに見える。
「イスに座る」という行為は、実際は上がってないにもかかわらず、
人間の格が少しだけ上がったようにみせるなにかがあるかもしれない。

マンション内は、椅子に座ったまま移動しても問題ないのだが、
歩道に出るとそういうわけには行かない。

法令遵守が叫ばれる中、
以前、 弁護士の人にきいた「イスは軽車両の可能性がある」という話を元に、
コンプライアンスを勘案した結果、
歩道ではイスを押して歩く。という結論に達した。

基本イスは押します

座ったまま一日を過ごす。というのは、
こちらが勝手に決めたルールなので、申し訳ないけれど、
法律にしたがわなければならない場所に関しては、
特別にルールを設定させていただきたい。

ingの犬感ingの犬感

のどがかわいたので、コンビニでお茶を買いたい。

しかし、椅子に座ったままコンビニに突入すると、
(いろんな意味で)燃やされるので、
イスには外で待ってもらい、お茶を購入する。

ちょっとまっててくれ

こんにちはー

かってきたぞー

ジャスミン茶うめー

見た目は完全に「スーパーの前で待っている犬」にちかい。

公園で休憩できるing公園で休憩できるing

公園にやってきた。

せっかく公園にやってきたので、
陽の光を浴びながら、イスにすわって休憩したい。

禁止事項多いな!

基本的に、公園は公(おおやけ)に開かれた園(えん)であるからして、
非常識なことをしないのであれば、
中にはいって誰がどんなふうに休んでもいいはずだ。
そのために、安くない区民税をヒイヒイ言いながら払っているのだ。

しかし、入り口に掲示してある禁止事項を見てみると
「自転車の乗り入れは禁止」と書いてある。
自転車は軽車両である。

自転車乗り入れ禁止か……

軽車両という可能性があるイスも、もしかしたら公園への乗り入れは禁止されているかもしれない。

コンプライアンスを守るため、
当初のコンセプトを曲げてまで撮影しているのに、
ここで決まりを破っては元も子もない。

区役所に電話をして、
公園にイスをもちこんで休んでいいのか確認してみた。

あー、もしもし、区役所さんですか?

はい、公園課です

すみません、公園についてちょっとお伺いしたいんですが、よろしいですか?

はい、どうぞ

いまですね、キャスター付きの自分のイスを持ってきて、公園の中で休憩しようとおもったんですが、公園の入り口に自転車乗り入れ禁止と書いてありました。

はい

自転車は軽車両だとおもいますが、以前、弁護士さんに話を聞いたところ、イスも軽車両と解釈される可能性もあるらしいんですね。

そうですか

決まりとして、軽車両の自転車の乗り入れがダメということであれば、イスを公園に持ち込むのもダメでしょうか?

そうですね……自転車の乗り入れ禁止は、公園内で人にぶつかったりしたら危ないので、禁止しているんですが、イスは……まあ、他の人の迷惑にならない範囲であれば、持ち込んで頂いて休憩するのはまったく問題ないとおもいます

あ、そうなんですね、よかった。ありがとうございます。

ちなみに……後学のためになんですが、イスって軽車両にあたるんですか?

あくまで、法律を杓子定規に読むと、そう解釈できる可能性もある。ということなんです。

そうですか、たいへん勉強になりました。ありがとうございます

いえ、こちらこそ、お忙しいところ、ありがとうございました。

公園OKでました

公園へのイスの乗り入れはOKが出たので、
堂々と乗り入れしたい。

いいながめだ

公園の中にも、ベンチはある。

しかし、公園のベンチは、
人間工学的に考えられて作られているとは限らず、
ただ、人が腰をかけるためだけの簡易的なイスだ。

ところが、こうやって、人間工学的に考え抜かれたイスを持ち込んで休憩すると、
ただの公園での休憩が、一転、ラグジュアリーでアウトドアな雰囲気が出てくる気がするからすごい。

ふだん家にあるものを外に持ち出す、というイレギュラー感はキャンプのようでもある。
こんなワクワク感はなかなか味わえるものではない。

月島食べ歩き(後編)へ続く

ここまでの結論ここまでの結論

ingを伴っての外出のイレギュラー感は、さながらキャンプのような気持ちの高まりが感じられるとがわかった。
公園に、 ingを持ち込むのは、普通に座って休憩する程度であれば、あまり問題はなさそうだということがわかった。

※公園へのイスの持ち込みは「あれ、あのひとどうしちゃったのかな?」という他人の目が気になる人には、おすすめしません。 また、各公園で判断が異なっている可能性もあるかもしれません。
ほんとにまねしてみよう! という奇特でチャレンジ精神旺盛な方は、各個人の責任で各所への確認をお願い致します。

なお、本記事は野外への持ち出しを推奨しているものではありません。

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